集団圧力と斉一性の圧力
「やっぱり」ということばを多く使う人は、
自分の意見が正しいということを
他の人に伝えたいという気もちが大きい人です。
しかし、このタイプの人は
自分の意見に、
自信があるわけではありません。
結果を見てからしか言えない気の小さな人です。
そのため反論されるとすぐ立場を変えます。
まっ、多くの人間の発言にすぐ反応してしまい、
たとえるなら風見鶏のような人のことです。
多少の裏切りはあるかもしれませんが、
大多数の意見になびくだけであり
本人に悪気はありません。
このように大多数の意見に同調することを
集団圧力や斉一性の圧力と言います。
アッシュの実験
心理学者アッシュは
次のような実験を行いました。
実験される対象者の目の前に、
長さがちがう棒の絵が描かれたカードを三枚置き、
一番棒の短いカードを選んでもらいます。
そこに間違った長さを選ぶ人を
その実験される人の近くに配置しておきます。
そうすると30%以上の人が
間違った長さを選んだのです。
直接圧力と間接圧力
団体から外れた意見をいう人に対し、
見えない力(直接圧力)をかけます。
自分の意見が団体の意見と違うと
団体に合わせようとします。(間接圧力)
やっぱりなどの言葉を使う人は
自分の意見に自信を持っておらず、
しかも、大勢の意見に敏感な人が多いということですね。
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