セム系諸民族②~ヘブライ人~

ヘブライ人の祖先はユーフラテス川上流あたりで遊牧生活を送っていたが、
前1500年頃、パレスチナ地方に移住し、一部はヒクソスと一緒にエジプトに入ったと考えられる。
ヒクソス撃退後の新王国の圧政に耐えかね、
前13世紀にモーセに率いられエジプトを脱出。(出エジプト)
パレスチナ地方のかつての同胞と合流。
ペリシテ人との抗争が激しくなり、王政に移行。
2代ダヴィデ王はペリシテ人を破ってパレスチナ地方全土を掌握。
イェルサレムを首都とする王国の基礎を固め、
その息子ソロモン王が最盛期。
ソロモン王の死後、王国は北のイスラエル南のユダに分裂し、弱体化。
イスラエルはアッシリアのサルゴン2世に、
ユダは新バビロニアのネブカドネザル二世に滅ぼされて
強制移住させられた。
バビロニアへの連行をバビロン捕囚といい、アケメネス朝のキュロス2世による解放まで続く。
前6世紀のバビロン捕囚後に、成立したユダヤ教はヤハウェを唯一神とする一神教
古代オリエントでは唯一、ヘブライ人だけ。
バビロン捕囚で苦境の中、神と契約しているユダヤ人だけが、救済されるという選民思想救世主(メシア)などの信仰が生まれた。そして神殿再建をはたしユダヤ教を確立。経典の旧約聖書ヘブライ語で書かれている。ヨーロッパ文化の基調となるヘブライズムを形成することになる。
ユダヤ教には律法遵守びパリサイ派やメシアを期待するエッセネ派、ローマ帝国に妥協的なサドカイ派がある。

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