唐の文学

唐の時代は盛んに唐詩が作られる。
初唐
六朝時代を受け継いで、優雅なな作品が好まれた。
文章形式は四六駢儷体が尊重されたが自由な形式も見られるようになった。
盛唐
詩仙と称される天才・李白(りはく)詩聖と称される秀才・杜甫(とほ)が代表的である。
2人とも、玄宗の繁栄期と安史の乱の混乱期を経験した。
李白は酒好きで、流浪を繰り返した生活を送ったものが
詩風にも反映されており、自由で豪快なものが多い。
安史の乱のときに反乱軍と間違えられて、
流罪となったこともある。一時玄宗に仕えた。
杜甫は一生不遇で科挙の試験に受からず、生涯流浪の生活を送り、苦労したことが
詩にも影響が見られ、誠実と苦悩が満ち溢れ、社会の現実を詠った作品が多い。
安史の乱で焦土と化した長安
「国破れて山河あり」(解釈:安史の乱で長安がボロボロになっても山や河は変わらない)
とうたった「春望(しゅんぼう)」は広く世間に知られている。
李白と並んで、中国詩人の最高峰とされる。
他にも、孟浩然(もうこうねん)王維(おうい)などの大詩人が知られる。
中唐
官僚で詩人の白居易(はくきょい/白楽天はくらくてん)が知られる。
平易な表現で民衆の喜怒哀楽を詠んだ。
玄宗楊貴妃の離別を美しく詠み上げた「長恨歌(ちょうごんか)」
(「君と臣と相顧みて ことごとく衣を沾(うるお)し・・・」)
(解釈:玄宗も家臣たちも楊貴妃の健在だった頃を思い出し、皆涙で衣をじとじとに濡らし・・・)
白氏文集(はくしもんじゅう)で知られる。
源氏物語などの日本文学にも影響を与えた。
また、怪奇、幻想的な詩風から
「鬼才」と称された李賀(りが)などが知られる。
それから、韓愈・柳宗元四六駢儷体を廃して、
古文に復興することを主張し、
唐宋八大家にも挙げられている。
晩唐
官僚貴族層による伝奇と称される短編小説も流行した。

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