農業技術は進歩しているのに、総産出量は80年代から低下し、
産出額も70年代末からていかしている。さらに農業就業者の高齢化も進んでいる。
何故か。
農業生産額は単収(技術力)×作付面積(経営規模)×生産物単価(市場の動向)で決まり、
農業所得は農業生産額-農業経営費で決まる。
そのため、いくら技術力があったとしても、他の要因で生産額が減ることも考えられる。
若者が減っている理由は所得が少ないからで、
もし、米作で5%以上の人が1000万円を超える所得になれば
還暦を下回る平均年齢となることが予測されている。
ただし、ここ最近企業の農業への参加数は飛躍的に増加しており、
また、5ha以上の大規模農家も法人化するところも増えているため、
農業に魅力がないとは言いがたい。
農業経営学とはなにか?→総合農学的な学問。衰退要因を明らかにし、発展のための条件創出。
対象は経営体と経営活動で、健全で持続可能な経営を達成する条件と方法を解明。
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