独占資本主義

帝国主義と列強の展開
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巨大企業の成立

工場の設立

新しい工業部門では、高度な新技術の導入とともに、多数の労働者が一貫した効率的なシステムのもとに働く巨大な設備を備えた工場が建設された。

企業の少数精鋭化~大不況と吸収合併~

1873年にはじまった「大不況」に対応するため、企業は資本を集中化をどんどん行っていった。強力な企業によって、不況により、弱体企業の吸収が進んだ。

資本の集中と独占

資本主義は自由競争が原則であった。その結果、企業の資本集中と独占が進んだ。

独占の形態

カルテル(企業連合)

同じジャンルの企業同士で、企業が独立性を保ちつつ、価格と生産量に関する協定を設けて利益を確保するもの。利潤の低下を防ぐ。

トラスト(企業合同)

同じジャンルの仕事をしている企業の間で、吸収合併がなされ、単一の経営権のもとに統合することによって、市場の独占を図るもの。主にアメリカで進展した。石油や鉄鋼の分野でよく見られた。

コンツェルン(異業種の合同)

中心的な巨大企業が同一資本で持株会社となって、関連産業を多種にわたって支配するものをいう。他の大企業の営業権を握り、実質的に支配。主にドイツと日本で発達した。

植民地の重要性の見直し

独占資本は国の経済を左右するほどの大きな力をもってしまった。。。

政府と結びつき、資源供給地や輸出市場としての、植民地の重要性を見直し、勢力範囲の拡大を進めた。

イギリスとフランスの対応

第二次産業革命で出遅れたイギリスやフランスによって、植民地は資本の輸出先としても重要となった。植民地が資本主義システムの枠組みに組み込まれて、「世界の一体化」が進んでいった。

金融資本の誕生

重化学工業は巨大な資本が必要であった。また、資金を提供する側である銀行は株式の保有や役員の派遣を通じて企業経営に参加し、銀行と企業の結びついた少数の金融資本が成立。こうした傾向はドイツやアメリカでよくみられた。

アメリカの大企業や成功者の例とその抑制

スタンダード石油会社

アメリカのロックフェラーは1870年にスタンダード石油会社を設立。ロックフェラーは石油王と呼ばれる。アメリカの大金持ちを象徴する人物。

フォード

自動車業界を牛耳る。

カーネギー

鉄鋼王の異名をもったカーネギーがはアメリカ鉄鋼業界を牛耳る。カーネギーは貧しい移民の子から成功して大財閥を築いた。また、財産のほとんどを慈善活動に注いだ。

モルガン

モルガンはカーネギーの会社を買収して、USスティール社を設立。巨大財閥を形成した。

シャーマン反トラスト法とクレイトン法

アメリカ政府は独占資本の台頭を抑えるために、1890年にシャーマン反トラスト法を成立。1914年にクレイトン法を制定したが、効果はなかった。

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