全体像の把握~基本統計量①~

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基本統計量の活用

前回、なぜ計量経済学かを学んだ。世の中に流れてる情報だけじゃなくて、その証拠が必要です。「論より証拠」なのです。

統計の利用が大事は大事です。

統計に親しむ。

理論に形成に貢献する事実の摘出。たとえば、エンゲル係数。家計に占める食糧費の割合です。国が豊かになれば、エンゲル係数は下がります。アベノミクス後日本のエンゲル係数は下がりました。最貧国になればエンゲル係数は80%ほどとなり、食糧費以外に費用は充てられません。

ロシアにおける資本主義の発展ーレーニン

経済理論に大きな影響を与え、1980年代まで追従者があとを絶たなかった。実験してやるかフィールドワークでやるか社会を対象にしているかで空間が違うかである。

実際には高度な計算モデルがなくても、対象の特徴をうまくつかむことができる。

具体的な基本統計量

平均値

ユニクロの社長と、中小企業の社長の平均を見たらユニクロの社長に平均が持っていかれる。平均値は社会の平均としか言いようが無い。

その他

分散値、標準偏差

1%の人は億単位で収入を得ている。99%は350万円かがわかる。それのばらつきが分散値や標準偏差である。

最大値、最小値、レンジ等

 

大金持ちや貧乏人とそれらの変動の幅

標準誤差

統計表の利活用

表番号 表1 農家の構成 (例) 表題 単位:戸 %

分類(表側)戸数(表頭)割合(表頭)
専業農家2020.0
第一種兼業農家3030.0
第2種兼業農家5050.0
合計100100.0(統計量)

表注(農業センサスとなった)

統計表はありかなしか。統計の表が問題。

グラフの表は骨組みと華、魄、簡潔、報密度が高い、透明かが重要

平均値

単純平均値(算術平均値)

たとえば、数学が55,60,65だとすると平均値は60になる。

加重平均値

ウェイトをつけて平均計算する。

ウェイトをωとし、数値をxとすると

X=Σωx(ω1×x1+ω2×…) /Σω

幾何平均値

成長率、割合のような相対データを使って、平均値を計算するときに使う。
X=n√Σx=n√x1*x2*x3…=(Σx)^1/n

幾何平均計算例

1991~95年間の価格指数(%) 98.3%

919293949591~95
農産物108.2102.4106.7103.5100.0104.1
農業計算資材101.1101.5101.3100.8100.0100.9

農産物物価上昇率の平均値=5√Σ(n^n)=104.1

次回なぜそうなるのか説明します。とのことです。

参考

2016年度農学部胡柏教授「計量経済学」講義

東京大学出版会 生源寺他著「農業経済学」第7章 統計の利用

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計量経済学
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