従来、業務改善や作業の効率化、計画性を身につけるためにPDCAサイクルという手法が取られてきました。PDCAサイクルとは一体何か?振り返ってみたいと思います。
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとはPlan(計画)-Do(実行)-Check(評価/反省/内省/省察)-Act(改善)の頭文字をとったものです。改善のあとは計画へと戻り それを永遠と繰り返します。以下、私感ではありますが、それぞれの課程で実際に何をするのかをお伝えしたいと思います。
P:計画
Plan(プラン)はつまり計画はDoの実行するためにどうするかといった計画のことです。
無計画な人でもない限り、多くの企業や事業ではこの計画はクリアできているかと思います。
しかし、個人単位だとどうでしょうか?個人単位では不安があります。
たとえば、ダイエットの例などがわかりやすいでしょう。
ダイエットで「何Kg痩せて、何Kgになる!!」といった目標のためにどうするか?
といった目標計画をきちんと立てている人はどのくらいいるでしょうか?
また、今日は「こんな予定があるぞ!」と
毎朝スケジュール帳などを見ながら1日の流れを立てていますか?
デキる人とデキない人の差はこういった計画の面にあります。
昔の人はこう言いました。
勝つ者は算を得ること多きなり。
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。」
~孫子 始計編より~
これはどういうことかというと、「筋道たてた計画をちゃんとやってる人は成功しますよ」という意味で、昔からそうやって言われてきています。
みなさん、計画はしっかり立てましょうね。
Do:実行
いよいよ本番ですね。まぁ、準備8割行動2割という言葉もあり、
ここは花舞台ではありますが、PDCAサイクルを語る上では重要ではありません。
みなさん計画はきちんと立てて実行していますか?計画を立てていないのは論外ですね。
しかし、計画は立てたもののしっかり計画通り実行していますか?
せっかく、計画をたてたのに台無しになってしまいます。
まずは計画通り実行しましょう。
それから、計画通り実行するだけでもダメです。
なぜなら予測もできなかったことは絶対に起こります。
マニュアル通りの対応では乗り越えられないことも多くあります。
たとえば、旅行計画なんかがわかりやすいでしょう。
旅行にハプニングはつきものです。
そういう不測の事態にどう臨機応変に行動できるかも大事です。
さらに、たとえ問題が起こらなくて、
計画が順調に進んでいたとしてもそれに満足していてはダメです。
もっとことが早く済んでいたかもしれないにもかかわらず、
現状満足に陥り、効率性が下がる危険性もあります。
それはまるで社会主義国の労働者かのように、
木の本数を数えるだけの仕事のごとく
ただ、時間を過ぎるのを待つだけになります。
PDCAサイクルと呼称されていますが、なにも計画から始まるわけではありません。
本来は「やってダメだったからこうしよっか!」というところに起因しています。
ということで、大切なのは、
計画遂行性と臨機応変性と時間効率となります。
今回はこれくらいで終わりますが、
次回のPDCA論はCAとFの話になるかと思います。
お楽しみに~!!
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