現代社会の現状
物質文明
私たちが生きている21世紀初頭は大量生産・大量販売・大量消費の高度産業社会です。
大量のモノに溢れかえった物質文明です。
国際社会
ソビエト社会主義共和国連邦の崩壊に伴い、事実上社会主義陣営は崩壊した。
これに伴い、アメリカが世界の覇権を握り、資本主義の時代が到来した。
これをグローバル社会(地球一体社会)ともいい、
地球が時間的に小さくなった全世界の人たちをもターゲットにできる国際社会です。
情報社会
20世紀後半のインターネットの発明により、上の国際社会とも関連するが、バーチャルな空間が誕生した。
このインターネットの誕生を、第4次産業革命とも言う。
インターネットの誕生により大量の情報を難なく手に入れられるようになった。
高齢社会
現在は、発達完了国(先進国)では、少産少死が進み、少子高齢社会が到来した。
これを高齢社会という。
大衆社会
独裁者が登場せず、政治的に国民が皆平等で、国民が国会議員を決める民主的な社会。
世論の形成も大衆が行う。
ダニエル・ベルによる予測
モノをつくる工業化社会から、
情報やサービスを提供する第3次産業が中心の
第2次世界大戦後、脱工業化社会になりました。
官僚制の導入
こうして、企業や国が大規模化すると、
合理的組織運営原理が必要とされるようになった。
産業革命によって生活水準の向上を果たしたが、
単純に喜んで入られない。。。
従来は自営農民や小規模商工業者など生活基盤をもつ少資本家が中核であったが、ホワイトカラーと呼ばれる、学歴や教養が高く、所得や生活程度に中流意識をもつ人々に変わった。
官僚制の特徴
- ピラミッド型の指揮命令系統による、権限と責任の明確化
(上下関係=ヒエラルキ) - 公私の分離、文書主義、ハンコ主義
- 専門知識・能力による選任と昇進の原則
官僚主義の欠点
官僚主義にはセクト主義(縄張り根性)や形式主義、人間の歯車化といった問題や事なかれ主義などの問題点もある。
没個性化問題
労働者は社畜とも呼ばれる機械の歯車になり、
生活水準や思考方法が画一化・規格化しました。
その結果、人間性を喪失して、
没個性化してしまう恐れがあります。
21世紀初頭の大衆
大衆は総中流意識を持っていて、ステレオタイプと呼ばれる、
みんなが同じような考え方をするから、世論操作の影響を受けやすくなってしまいました。
21世紀初頭の哲学テーマ
失われた人間性の回復が現代社会の哲学的テーマとなりました。
引用資料
[amazonjs asin=”4053043379″ locale=”JP” title=”倫理 パワーアップ版(別冊つき) (新マンガゼミナール)”]
コメント