さまざまな「教育」~立場による「教育」のとらえ方のちがい~

教育哲学

自分だけが苦しいわけではないし、
自分さえ良ければいいってものではない。

立場によって、教育に求めるものはちがいます。
子どもと大人、学校と地域、保護者と教師、、、

教育とは
大人が自分の考えや教科書の知識を授けて、
子どもがそれを一方的に受け取るだけなのでしょうか?

というわけで
教育に対して、何を求めているのか?
さまざまな立場にたって、
書いていこうと思います。

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子ども

ニーズ

あなたが子どもの頃教育に対して何を求めていましたか?

このように書くと「そんなこと考えたことはなかった!」
といわれそうですが、なんとなく思っていたことで構いません。

例えば、

  • 大人になったときに役に立つことを教わりたい
  • おもしろいことやルールを学びたい

といことをなんとなく思っていませんでしたか?
ちなみに、おもしろいことというのは、
勉強のことです。小学校の低学年の頃は、
勉強が楽しくて仕方ないんですよ、子どもってのは

環境

一方で、ほっておいたら子どもは自発的に勉強するかと聞かれたら
こたえはNOです。

子どもは周りの環境から用意されたメニューをこなしているだけで、
自分で何かを自分からやっている感じはしないのです。

立場

以上のことから、
子どもは、

さまざまな知識を教えて貰える立場だ

とここでは結論しておきます。
コメントがあれば、お願いします。

教師

では、教える側の教師はどうなんでしょうか?

まぁ、私のこのブログの目的は、
「日本人の啓蒙」ですから、
暗い道を歩くよりも、明るい道を走ってもらう
つまり、導きのほうかなぁと個人的には思っています。

ですから、
自分が持っている知識や経験を伝え、
決められた社会の規範を守る能力を身につけてもらうこと

が教師の教育の目的になるのかなぁと思ったりしています。

親・保護者

では、子どもたちと血縁があるなしに関わらず、
面倒を実際に家庭でみている親や保護者はどういう立場なんでしょうか?

人によって大きく考え方が違うので、
これが一番多様になるだろうと思います。

保護者は別に大企業に就職してもううために
子どもを教育させているわけでは決してないと思うのです。

大人になって社会に出て自立して生活できるような、
生きる力を兼ね備えた人になって欲しいのではないでしょうか?

地域

では、上記の人たちが住んでいる地域の人たち。

地域は一体、教育に何を望んでいるのでしょうか。

最近では、地域活性推進のために、
子どもたちを利用している側面も否定できませんが、
それでも地域の祭りなどのハレの日に、
地域の文化や伝統を継承してほしい
という面が一番大きいのではないでしょうか?

また、日常であるケの日でも、
交通マナーの指導などを通じて、
子どもたちが非行などの道を脱線しないことも、
教育に望んでいるため、
日々子どもたちを導いているのではないでしょうか。

企業

企業は主に2つのことを望んでいるでしょう。

専門的知識等

たとえば、大卒なら
機械の構造や物質の系統、
法律、文学、経済のなどの、
実際に学んだ専門的知識がほしいはずだろうと思います。

もっとも、重要なのは、下の項目ですが。。。

社会人基礎力

近年、社会人基礎力というワードが重要視されています。

論語でも、孔子がかつて、
「優秀な人ではなくて、器ができている人に仕えよ」と
遠回しに言った社会かのごとく、
今現在、優秀で豊富な専門的知識をもつ人より、
人間として、正しく人格形成されているかが求められているます。

よって、社会人基礎力を身につけてもらう
というのが、企業の教育への要望です。

つまり、きちんと敬語は話せるかなどの規範の話から
人のことは思いやれるかといった徳の話を含めて企業は要望しています。

国家

では、最後に国は一体何を求めているのでしょうか。

国家の繁栄のためには、教育は大事だとよく言われます。

日本の明治維新の成功は何故したかといえば、
薩長同盟のおかげでも、大政奉還のおかげでもありません。
日本人の高い識字率が殖産興業の原動力なりました。

そのため、国家の維持や発展のために必要な人材育成が
国が教育に対する要望なのです。

それから、治安が悪くなると警察等の経費がかさみますので、
最低限の規範を身につけることも教育に要望しています。

そのため、教育機関を設置して、
せっせと教育に励むわけです。

しかし、現代の日本の場合は、民度が高くなったので、
一揆や打ち壊しなど暴力的な方法を使わないので、
政府も治安対策をする必要があまりないので、
教育にはそんなにお金をかけていないのかもしれませんね。

終わりに

いろんな立場から見てみました。
教育には完璧なんてものや、
正解なんてものはないというのが、
私からの思いです。
相手の立場を思いやる勇気も大切ではないかと思います。

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