動きをとらえるには?~変化統計量~

昨今、アベノミクスなどで話題の物価指数などを今回扱います。
今の日本は社会主義国のような物価統制を行っています。
最近、値下げセールが減っているかと思います。

物価指数

価格の変化を捉えるもの

比較時価格/基準時価格(%)

農業の交易条件指数

農業の交易条件指数(%)=農産物総合物価指数÷農業生産資材価格指数

物価の変動を別に見るのもいいのです。

この農業の交易条件指数が
上昇傾向を示している場合、
農業を取り巻く環境が改善されたといえます。
なぜなら、買うモノより売るモノのほうが
高くなっているからです。

つまり、
農家の生活はよくなっていきます。

反対に
下降傾向を示している場合、
農業を取り巻く環境が悪化されたといえます。
なぜなら、売るモノより買うモノのほうが、
高くなっているからです。

つまり、
農家の生活は苦しくなっていきます。

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名目の値と実質の値

名目値

その時の時価で表示される価格を名目値という。
名目値には単価が入っている。

たとえば給料が
2000年のとき、1万円、
2010年のとき、1万3千円、
2015年のとき、1万5千円、
だとすると、給料は1.5倍上がりました。

しかし、
物価指数は、
それぞれ100,150,200とあがると、
国民の生活は給料が上がっても豊かになったとは言えません。

実質賃金というものがあります。
2000年は10000÷1.0=1万
2010年は13000÷1.5=約8600円
2015年は15000÷2.0=7500円

と実質的には下がってきました。

実質値とは、ではなんでしょうか?

実質値

物価上昇の影響を除いた数値のことです。

実質値=名目値÷物価指数×100のことです。

金額で表示しないとまとまりがなくなります。

まとまりがないというのは、
大根とほうれん草では重さがちがいますよね。

重さに違いがでますね。

価格でなければ、
ジャンルを越えた
統一的統合的な
データは出ないのです。

伸び率と年伸び率(年率)

2015年の給料は15000円、
2000年の給料は10000円、

給料の伸び率
=(15000円ー10000円)÷10000円
=5000円÷10000円=0.5
つまり50%伸びました。

では毎年平均でどれくらいの%伸びたのでしょうか?
この数値を年伸び率といいます。

名目の比較する年の伸び率(%)=(期間数)√(比較する名目データと基準データの差÷基準データ)-100%
実質の比較する年の伸び率(%)=(期間数)√(比較する実質データ÷基準データ)-100%

幾何学平均を使っての証明
前年度に対する伸び
2000年が0.3
2001年が0.4
2002年が0.25
2003年が0.5

=4√2000/1999×2001/2002×2002/2001×2003/2002

=4√2003年数値/1999年数値

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計量経済学
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