今後の国民の収入がわかれば、
今後の国民の支出もわかる。
Y=β0+β1X+εを正確に推定する。
正確に推定する方法でベストな方法が1つあります。
それが最小2乗法です。
最小2乗原理
国民の外食の支出の予測がわかれば、
国内自給率の予測もできる。
散布図の点からの
距離が一番最小な直線なのがベストですね。
点がわかれば、線がわかります。
y○1=a+bx
もしモデルが完璧ならば、
yの値は現実の値と一致します。
回帰モデルが完璧なら、
yーy○=0
というわけです。
もし誤差が生じたとしても、
誤差が限りなく小さいほうが良いモデルとなります。
差があってもなくても、
e=yーy○と
表します。
このeがεなのです。
ちなみに、y○が実験室で計測した理想の結果。
yは現実の実態。
eは残渣です。
現実を実態に反映する。
実態を完璧に反映する。
研究者の目標は限りなく0に近づけることであります。
限りなく0に近づくモデルを創りあげなければ、
なりません。
つまり、eが0に近ければ近いほど良いモデルなのです。
例
e1990=y1990-y○1990
e1995=y1995-y○1995
e2016=y2016-y○2016
Σは合計でしたよね。
Σe2=Σ(yーy○)2=0
残差平方和Σe2を最小にする方法。
これが最小2乗法です。
回帰係数の推定式
単回帰方程式の推定式
β0
β0=(M∑XYー∑X∑Y)÷(M∑X2ー(∑X)2))
β1
β1=(∑Yーβ1∑X)÷M
=(Yの平均値)ーβ0×(Xの平均値)
重回帰方程式の推定式
β0
β0=(Yの平均値)-β1(X1の平均)ーβ2(X2の平均)
β1
(S22×S1YーS12×S2Y)÷(S11×S2YーS11×S22ーS12 2)
β2
(S11×S2YーS12×S2Y)÷(S11×S22ーS122)
S11
{∑X12ー(∑X1)2}÷M
S12
{∑X1X2-(∑X1∑X2)}÷M
S22
{∑X22ー(∑X2)2}÷M
S1Y
{∑X1Yー(∑X1∑Y)}÷M
S2Y
{∑X2Yー(∑X2∑Y)}÷M
推定過程と計算例
単回帰分析に必要な統計量
- ∑X
- ∑Y
- ∑XY
- ∑X2
- ∑Y2
重回帰分析に必要な統計量
- ∑X1
- ∑X2
- ∑Y
- ∑X12
- ∑X22
- ∑Y2
- ∑X1
- X2
- ∑X1Y
- ∑X2Y
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