β1とかβ0を分析する場合、
S11とかS22を使います。
つまり中間計算のプロセスとして
Sを使います。
Sを使うことで単純な計算式が得られます。
データの回帰分析の概要
食料総合自給率Yと調理食品・外食の割合X1との回帰方程式
Y○=95.4255-2.0095X1
食料総合自給率Yと農業就業人口の高齢化X2との回帰方程式
Y○=61.8792-04705X2
食料総合自給率Yと調理食品・外食の割合X1および農業就業人口の高齢化X2の回帰方程式
Y○=63.89-0.1181X1ー0.4444X2
データの計測結果の意味
計測値 | 幾何学的意味 | 経済学的・経営学的意味 | 計算できるうもの=弾性値
計算できるもの=弾力性 | |
点弾力性 | 期間弾力性 | |||
β0 | 回帰線の切片 | X1・X2とも0の場合の初期状態のYの値 | ー | ー |
β1 | X1に対する回帰線の勾配 | X1が1単位増加または減少したときにYが何単位増加または減少するかを表す。(X1の限界効果) | η=β1×(X1i÷Yi) | η=β1×(X1の期間の平均値÷Yの期間の平均値) |
β2 | X2に対する回帰線の勾配 | X2が1単位増加または減少したときにYが何単位増加または減少するかを表す。(X2の限界効果) | η=β2×(X2i÷Yi) | η=β2×(X2の期間の平均値÷Yの期間の平均値) |
弾性値(弾力性)
Xが1%増減した場合、Yが何%増減するかといったもの
弾性値η=Yの増減率(%)/Xの増減率(%)
点弾力性
毎年、毎年、計測する弾力性
期間弾力性
ある特定の期間の弾力性
シナリオを描いてみる
10年後の自給率を予測してみる
回帰分析の応用
Y○=63.89ー0.1181X1ー0.4444X2
Y1980=63.89-0.1181×20-0.4444×17.2
=53.9%
ちなみに1980年の食料総合自給率の実測値は53%です。
誤差は0.9%です。
ちなみに
20は外食の割合
17.2は65歳以上の高齢者の割合のことです。
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