林業システムとその最適化

林学
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道路別整備費用

  • 林道…4~6万円/m
  • 林業専用道…2~3万円/m
  • 作業道…2~5千円/m

機械化によって何が変わるか?

25gulafu

生産性

生産性:単位時間あたりの木材生産量

生産性(m3/時)=木材生産量(m3)/作業時間(時)

生産性(m3/日)の場合

6時間と計算する。実作業時間6時間。勤務作業時間8時間であるから。

労働生産性

労働者1人あたりの単位時間あたりの木材生産量

労働生産性(m3/人/時)=木材生産量(m3)/労働者数(人)/作業時間(時)

機械の組み合わせ

  1. 伐木方法と集材機械が決まれば、集材方法を決定する。
  2. 造材機械を選択し、機械の組み合わせが決まる。

集材方法

単幹集材

  1. 伐木
  2. 林内造材
  3. 集材
  4. 運材

全幹集材

  1. 伐木
  2. 林内枝払
  3. 集材
  4. 土場玉切り
  5. 運材

全木集材

  1. 伐木
  2. 集材
  3. 土場造材
  4. 運材

機械システム

従来型

  1. チェンソー伐木造材
  2. 集材機2ダン集材
  3. トラック運材

ハーベスタ・フォワーダタイプ

1番効率性がいい。

  1. ハーベスタ伐木造材
  2. フォワーダ集材
  3. トラック運材

タワーヤーダ・プロセッサタイプ

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  1. チェーンソー伐木
  2. タワーヤーダ集材
  3. プロセッサ造材
  4. (トラック運搬)
  5. トラック運材

生産性

生産性(Productivity)

生産性人数労働生産性
完全直列11.76m3/日4人2.94m3/人/日
完全並列20.118人2.51m3/人/日
一部並列14.904人3.73m3/人/日

完全直列作業のシステム生産性

TA、P1=伐木の時間、生産性

TB、P2=集材の時間、生産性

TC、P3=造材の時間、生産性

V=木材生産量とすると、
T0=V÷T^

(T^…全時間)

P0=1÷1/P1+1/P2+1/P3
P0…直列作業のシステム生産性

この平均を調和平均といいます。

完全並列作業のシステム生産性

直列作業のシステム生産性では待機待ちが生じますが、
別に全部伐採するまで待つ必要性はありませんよね。

というわけで、一部伐採が終わると、
集材を始めるときの生産性をはかります、

基本的に並列作業のシステム生産性のほうが
生産性は高いです。

Ps=m・KS・P

Ks=(Ks1+Ks2+Ks3+…+Ksm)/m

KSi=Ti/T^

mは工程数
たとえば、伐採、集材、造材の3通りの場合、
mは3です。

Ks=(Ks1+Ks2+Ks3)/m

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