対談・討論「仕事・生活・地域を書く、伝える」

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あなたにとって書くということはどのようなことですか?

川崎さん

JTB系の情報誌から地元のことを人に紹介するという状態が続きました。そのうち一番たくさん書いたのは、松山百点。地元の持っている歴史だとか、風紀だとか、人の生きざまだとか、どんな思いがあって生まれるようになったのか?それからまちおこし的なものと密接に関係してるんだなぁとおもいました。都会で売っている時代で、それにお役に立てるかはわからないですが、土地の思いを空気を伝えるそういうことができるのは書くという仕事かなぁと思います。

森さん

私自身は書くことが大好きで、小学校4年生のときに俳句を作らなきゃいけなくなって母親が作ってくださって、「山桜、未練残して、散っていく」という文章がうしおに載ってものを書くという点でものを書きはじめて好きになっていきました。中学生の頃に交換日記だとか、空想の世界で小説を書いて、授業中に書いたのが先生に発覚されてからちょっと書くモチベーションが下がってたんですが、先生の断捨離で掃除をしていたら、子どもの仲の良い友達同士で家庭通信をしていたんですが、子どもたちがつぶやいたことを細々とまとめていたのですが、そもそもこれが書き始めかなぁと思って、生活の中の良かった探しが始まったのはこの生活通信を書く始めだったんですね。なかなか制約があって動きづらい。

その後は通信から1999年からホームページを立ち上げて、毎日のことを振り返ってみる時間になりました。これが第2段階です。その後、大学院とか行かせてもらって、自分の中で、言葉になってなかったもの暗黙知を形式知に変えていく。文章に起こしていくって作業が自分にとって大切なことだと認識した。言葉によってあやふやだったものを整理してみた。それが私にとって書くということです。このホームページを通じて、自分の情報を通じて、発信していく。組み合わせることで素晴らしい物になる。地域をPRできる化物になると考えて、玉川ねっとをたちあげました。

このホームページは25コンテンツで成り立っているのがあるのですが、僕は白河三來さんを取材したのですが、私自身取材させていただいて、自分自身書くことが対話すること。インタビューすることで、自分自身と対話すること。特に、このコーナーは自分自身が本気を出して書いているとこで、良さを引き出すことになるので、私にとってはいい修行になっています。名も無きどう光を当てて、玉川に生活している意味とか、なんかお手伝いできるのではないかな?と思ってきました。

やのさん

自分は地域活性化になるためにどうするかという面で、今までは野菜料理を造るだけの講師だったんですが、生産者さんはどんな思いで作っているんだろう?ってことを伝えると、料理教室の受講生の味の感じかたが変わって、愛媛新聞でもっとそれを広げることになりました。エンドユーザーの私たちが、中食、外食を結局食べている。食べることによって農家さんを応援しよう。誰でもできる。第2金曜日に載せています。食べて地域活性化というのを書くということを最大のツールとしています。

武知さん

本業は建築で、書くということに抵抗があったのですが、前任の方がわたしのブログをみていたようで、古民家だけでなくていいんだと思いました。古民家がどんどん壊されていくのを見て、古民家再生協議会というのを作りました。古民家再生協議会のブログと建築のブログの2つでやってきました。

私記録を書かせていただくと、自分だったら、楽しいことをお伝えしていけばいいんですが、構成していただくことに苦労をかけていたんですが、新聞というものは年配の方や地域の方も見てくださっていて、年齢層やターゲット層が違う人が見てくださっていて、ITとかとはちがう書き方をしないと行けないんだなぁと半年で気付きました。先ほど言ったように私がやっていることとか、何らかのことが見つかってきました。あと4ヶ月精一杯頑張りたいと思います。

宮本さん

四季録苦労しているんdねすが、大洲の山の中で暮らしていたんですが、そこで編集の仕事をしていて、運良く編集の仕事にたどり着けて、30年前に編集の仕事をしてきました。半分は伝えるということ。半分は金を稼ぐことでした。

書くということは東京に居た頃は、~帰ってきたんですが、自分のことを書くってことはほとんどやってなかったので、じゃあ自分の四季録で自分のことをっていうか自分の何を書けばいいのかっていうのに時間がかかっているように書いてください。そんなに26回も書くことあるのかなぁと引き受けたのですが、なにか共感してもらったり、世の中見る目が変わって頂いたりしていただいたら良いかなぁ。

今まで書いてきて一番印象深いテーマを話して下さい

川崎さん

苦労しなかった号がない。30分後には先生が消えているケースが多発していました。そういうのが苦労かなーと。生みの苦労というか毎度毎度苦労するのですが、編集者の意図があるときと、ないときがあるのですが、写真撮影も取材撮影も3週間。等身大で書くことっていうのが、苦労することで、編集者にとって青って書いてしまえば、面白くなるとは思うんですが、等身大で書くっていうことにずーっと注視してきました。そういのは大変でした。それは楽しい仕事ではあります。相手に忠実に体験しようとすると楽しめます。それが苦労みたいなものですかね。私が感動することっていうのはできていますが、この人のどこが素晴らしいのかなって言うときに、自分の感動で書かれるわけですよ。編集者は必ず裏切られるんですよ。そこまで忠実にしろって言っているわけでもないのにベストコンビですね。

森さん

自分のことを書くのは難しいなぁと。私がホームページを始めて書いた私の師匠から森さんの文章は面白くないって言われたんですね。玉川はいいだろいいだろ面白いだろって言っている部分が面白くないだろって言われたんですね。いいだろいいだろって言うのは読者のひとが感じることなんですね。書き手は自分が伝えたいこと、考えたいことを書かないと行けないんですが、思いがないと伝わらないです。ベストのものを書いたら読者さんが勝手に感じるのです。それに前後して、橋田壽賀子さんが自分で自分のことをかいた「春よ、来い」ってドラマを見て、自分が自分のことを苦労している風景を見て、自分が自分で苦労しているって書いているのを見て、げっそりしたんですよ。橋田さんでも難しんですよね。

やのさん

生産者さんのところに行って、自分のことについて書くというよりは、農家さんの話でオクラの花はハイビスカスの仲間なんだということを知って書くことは伝える場所があるっていう喜びと、みかんの売り先や販路は広がったという認識や、少しでも販路拡大ができるのかなぁとその日の取材したことはその日に書くので、作業そのものは楽しくやっています。

武知さん

なんでも自分のことを書いていいですよって書いているから書いてるんですが、メインテーマが古民家なんですが、古民家を直すのを四季録で改善されてきて、四季録見て来ましたよって言う方が増えてきて、あんな小さい古民家に500人も来てくださって、四季録書いている上でのやりがいです。古民家のことばっかり書いていると押し付けがましいので、大学のこととか気持ちよかったことマラソンのこととかを書いているとそっちの方が古民家よりも反響が大きくて、それが私にとって楽しみになっています。苦労は毎週締め切りになるんですが、テーマを決めるまでに時間がかかるんですよ。テーマが決まればスラスラ書けるんですけどねー。同窓会で武知さんが来たよって言われて結婚して苗字が変わってるんですが、高校の先生も私のことを見ているんだーっていうのがやりがいですね。

宮本さん

松山に帰ってから、体育って私にとって苦手なんですが、監督がイケメンだったんですよ。あと女子選手も居るって聞いたんですが、サポーターが愛媛ダイハツとかで、その話を2時間も3時間も聞いたんですが、記事に書けなかったんですよ。非常に自分のことを書くっていうことも難しんですけど、ジャーナリズムといのも難しいです。

自分なりのオリジナリティとは何か?

武知さん

言葉で判断する人とイメージで判断する人といると思うんですが、文字でイメージすることがすごく苦手で、物書き業界では少ないと思うんですよ。最初から言葉で捉えるとそれは固定されてしまうんですよ。イメージしておけば、表現が変わるとおもんですよ。編集見るとき本当にそう思います。わかるまでおいつめます。取材先の人を大事にするってことも大事にします。

森さん

あまり偉そうなことを書こうとするとコケる。身近な人に読んでもらうのがいいと言われるんでけどね、なんでおばあちゃんがこんなんしているんしているんやって言うのがバレてるんやーとか人になんか喋ってしまうなんて恥ずかしいと思わんのかという家族騒動が怒って、うちに関するネット関係のことは書かないようにしてます。また撮っていると言われて制約がかかっています。

やのさん

東京生まれ東京育ちだったんですが、農家さんにそんなことも知らないの?って言われるんですが、知らないのが当たり前だといニュアンスで聞いて、農家が嫌いでも消費していこうよ。というのがわたしのオリジナリティだと思います。知らないことを知らないと言って書くのがオリジナリティだと思います。

川崎さん

根底には文化だったりあると思うんですが、山形の職員さんに出会う前に山梨から古民家に映られる前にマラソンしていたりだとか、ウロウロしているところです。

宮本さん

四季録していた際に、編集者っていうことで仕事をしていたっていうのがライターとの違いだと思います。編集者っていうのは整理することだと思うんですよ。文章も書いたりしますけど、大洲のことを元気にしたいし、松山も元気にしたいし、日本も元気にしたいし、そういうところがオリジナリティだと思います。

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