だれでも、どこでも、ブランド化できるの?
- ネーミングは産地名称を付けるだけで良いのか?
- 鮮度・品質管理は大丈夫なのか?
- ブランドの維持管理の認識不足なのではないか?
例:雪印事件、三菱自動車事件、牛肉偽装、船場吉兆…。
需要条件
形成要因
町の魚屋がストアブランドとして栄えていましたが、80年代のスーパーマーケットの台頭により、魚屋さんが衰退しました。スーパーマーケットは安定的で規格化されており、消費者は満足していました。しかし、近年の本物志向の出現や安心安全の希求によりスーパーマーケットは追い込まれつつあります。
経緯
みんなが知っている産地銘柄とみんなが喉から手が出るほど欲しいという産地ブランドでは大きく違います。たとえば、鳴門わかめなどを1万円払ってでも欲しいかというような問題です。
ブランド化=マーケティング活動
ブランド化戦略はマーケティング戦略の中の1つです。つまり、ブランド化戦略はマーケティング活動なのです。
ブランド化への道のり
正解という方法はないが、セオリーはある。
- よい製品を製造しているか?
- 流通体系は現状維持でよいか?
- 価格は?
- PRは?
- 組織か?
- 商品が入り込む余地があるのか?
- リスク管理は?
ブランドの要素
- 品質安定性
- 供給安定性
- 希少性
- 消費者への訴求力
- 消費者のイメージアップに寄与するメタファー
製品差別化条件
ブランドとしてのもっとも基本的な条件
- 差別化要素
- 自社製品と他社製品
- 製品作りのレベルから出荷先のレベルまで(バリューチェーン)
- 競合製品とのちがい
パッケージ戦略
ブランド要素のひとつ。消費者が最初に接するものであり、ブランドの最終段階。
丁度可知差異戦略
ロングセラーブランドが行う。一旦構築されたブランドを長期に渡り、維持するためにパッケージや属性を少しずつ変更すること。
価格戦略
高品質戦略
品質が高く、希少なもの。
最大の狙い
客層を選定し、消費者満足を喚起する。
要件
- 好奇心旺盛でコアな顧客層をターゲットとした市場
- 競合ブランドが出現するまでに短期でコストを回収可能か?
低価格戦略
- 新規市場が見つかる
- 製品をよりシンプルにデキる
参考
愛媛大学農学部 竹ノ内徳人「海域社会経済論」2016.6.29
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