近ごろの乳業は新しい時代に入りました。
品質に対する要望が再び大きくなってきたのです。
消費者が
牛乳のためによりよいグラスや
高品質なチーズを求めて、
よりよい選択をしようとしています。
生産者は日々効率性の向上に励んでます
そうして、
人類は環境の保護と天然資源の保護へと向かっています。
そんな中、ジャージー種はその独自性で
それらの解決に貢献します。
ジャージー種
ジャージー種は高い品質の牛乳を生産します。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E7%A8%AE#/media/File:Jersey_cattle_in_Jersey.jpg より
栄養
平均的な牛乳と比較して、
ジャージー種の牛乳は
- 15%~20%多くタンパク質が配合
- 15%~18%多くカルシウムを含む
- 10%~12%多くリンを含む
- 比較的質の高い必須ビタミンB12を含む
という優れた成分で他の牛乳を圧倒します。
味
この濃密な栄養がたっぷり入ったジャージー種の牛乳も他の牛乳と比べておいしいです。
その理由は、
タンパク質やカルシウムなどをはじめとする、
非脂質の固形物が
ホルスタインをはじめとする他の品種に比べて、
多く含まれているためです。
乳製品メーカー
平均的な牛乳と比較して、乳製品でもジャージー種は伸びています。
チーズの製造者は25%以上をジャージー種の牛乳から作っています。
バター製造者もバターの原料の牛乳の使用量をジャージー種のものを30%弱伸ばしました。
より低コストで作ることができるからです。
ホルスタインとの育成比較
さらに今まで書いていたものは、乳牛を飼育する人の助けにもなります。

での調査によれば、
ジャージー種とホルスタイン種で同じタンパク質を生産するために、
ジャージー種の場合、
- 水を32%節約
- 土地を11%節約
- ゴミも減らし、
- 天然資源の使用も減らし、二酸化炭素も20%削減
さらに
50万tのチーズを作るときには、
ジャージー種は443,900台の自動車が出す、
二酸化炭素の年間排出総量を削減します。
まとめ
このジャージー種に生乳を乗り換えれば、私たちが普段から必要としている、質、生産量、効率的な生産性そして環境の面でもよくなります。
日々、乳業に携わっている人たちも、
たったこんな少ない理由でも、
ジャージー種の優位性に気づき、奮起します。
しかし、そんな初歩的な理由で、
ジャージー種は酪農家に
毎月その内容のメールを配られます。
それは普通の牛乳より多く、タンパク質や脂質をはじめとする成分を含んでいるからです。
そのため、ジャージー種の牛乳に消費者は多くのお金を払いたくなるのです。
生産者にとってのメリット
ジャージー種は日々の生産者が思っている
「エサの量を減らしてミルクの量を増やしたい」という
願いから発達しました。
アメリカのジャージー種の乳生産は、
平均して体重の17倍以上になりました。
「ジャージー種は自身の体重より多くエサをとれるようになり、
牛乳を作るためのエネルギーを得られるようになるだろう」と、ジェームズ・テリー博士は言います。
ジャージー種の生産性の秘密は端的にいって、
大きさが小さいことにあります。
ホルスタイン種の75%の体重で、
80%の量しか食べません。
「私たちが重量あたりの成分調整牛乳のエネルギーを(ECM energy-corrected milk)をホルスタイン種に比べて多く摂れるようになるでしょう。」とジェームズ・S・ハフォード氏は再び言いました。
南西のヴァージニア州の栄養管理士であるその人はハフォード・デイリー・ファームを運営しています。
「たとえジャージー種が
紫色であったとしても、緑色であったとしても、
何色であったとしても・・・
その牛乳を欲することは問題ではありません。
私の父は『エサの山を2種類の乳牛に与えてみて、
どちらが一番金を生み出すかを見よう』と言ったのです。」
ハフォードはこの考えを2014年の世界ジャージー牛事務局国際会議でデモンストレートしました。
エサの量は908kg(2000ポンド)減るだろうと
カリフォルニアの製造データから修正されました。
ハフォードは
ホルスタイン種からとれる乳量は、
34.3kgで3.66%の脂質と3.12%のタンパク質、
ジャージー種からとれる乳量は、
27.9kgで4.74%の脂質と3.65%のタンパク質の
成分が含まれていると予測しました。
「同じ量のエサからホルスタイン種からは138kg、ジャージー種からは169kgの量のチーズを製造することができる。だから、ジャージー種にエサを食べさせたら、収入は22%伸びるということになります。それと同時にジャージー種を選べば2000ポンドのエサの費用が削減できる。それでより稼ぐかどうかを選択できるようになった。」と、説明した。
ハフォードはさらに、
「俺はジャージー種に飯をやって牧場と生きていくことを決めた。」
と言った。
「ジャージー種は財政的にも有利だ。」とダン・バンセン氏は同意する。
彼はオレゴン州のウィラメット・ヴァレーにある
フォレスト・グレン・デイリーズで1600頭もの乳牛を飼育する。
「俺たちはいつも全部をジャージー種にできた訳じゃない。
俺たちが実家で買ったのは、200頭のホルスタイン種と200頭のジャージー種だった。俺たちはイスに座ってあらゆることを描き出したんだ。俺たちには予定していた場合より牛乳が減ってしまったらどうするのか、予定していた場合よりエサの量が多く必要だったらどうするのか、を想像できなかったから、この農場は200頭のホルスタイン種では想定していたことができるか、きわどかった。エサの量に私たちは驚かされました。」
「その量だとホルスタイン種を追い出したくもなるさ。ジャージー種は経済的だし、財政的にもいい。ホルスタイン種とはぜんぜん違うね。」
彼は続けた。
「それは目の前に立ちはだかる大きな壁と言えるかもしれない。俺たちには牡牛はいらないし、分娩なんかもしない。俺たちは再生産のことなんか考えなくてもいい。ジャージー種はダメなところよりも、イケてるところのほうがとてつもなく大きいぜ」
「ジャージー種が好きなだけだぜ」とバンセンは言う。
「まぁ、ジャージー種が生産性の高い品種じゃなかったら、ゴメンだけどな。まぁ、多分そんなことなんかないだろうけど。」
参考
Why Jerseys
https://www.usjersey.com/Portals/0/AJCA/2_Docs/WhyJerseys2015.pdf
DHIA(National Dairy Herd Information Association)
世界ジャージー牛事務局国際会議
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