みかんの統計をじーっと見たことがある人がなら
気づいたことがあるかもしれません。
温州みかんでは和歌山県が王者として君臨していますが、
愛媛県と静岡県は差はごく僅かで2位争いをしています。
両県の温州みかん収穫量の現状
上の図をご覧下さい。
みかん収穫量のが年々縮みつつあることがわかるかと思われます。
愛媛県の収穫量は最盛期であった1975年の収穫量の
2010年時点では18.92%の収穫量まで低下しましたが、
静岡県の収穫量は同じ時期でも、
24.98%に踏みとどまっています。
さらに、割合で比較してみました。
これは愛媛県と静岡県の各県の収穫量の合計に占めるそれぞれの県の割合です。
2014年では、収穫量の比率は
愛媛県:静岡県=50.7:49.3
にまで接近しました。
追い抜かれるのは??
あくまでも最悪のパターンを想定したときの話ですが、
それぞれの県が現状維持の政策を取った場合の
収穫量の予測がでました。
愛媛県の収穫量=-3671.4×年数+8×106
静岡県の収穫量=-1125×年数+2×106
とでました。
これでは理解しにくい人もいると思うので、
愛媛県の収穫量=-3671.4×(年数-2008)+149229
静岡県の収穫量=-1125×(年数-2008)+122600
になります。
(すみません、まだわかりにくいですね(*^_^*))
年 | 愛媛県の収穫量 | 静岡県の収穫量 |
2009 | 145558 | 121375 |
2010 | 141886 | 120150 |
2011 | 138215 | 118925 |
2012 | 134543 | 117700 |
2013 | 130872 | 116475 |
2014 | 127201 | 115250 |
2015 | 123529 | 114025 |
2016 | 119858 | 112800 |
2017 | 116186 | 111575 |
2018 | 112515 | 110350 |
2019 | 108844 | 109125 |
※小数点第一位以下切り捨て
上記で表した式を代入すると、
上記の表のような数字となります。
つまり、このまま何も変わらなければ、
一番早いパターンだと2019年には、
愛媛県は静岡県にみかんの収穫量で
抜かれるでしょう。
参考
果樹生産出荷統計 農林水産省
果樹に関する統計データ:農林水産省
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