今回は経済学に関する基礎的な話です。
資本主義と社会主義という
基本的な話をしてませんでしたので、
今から話します。
資本主義
「資本主義」とは?
生産する施設は、
概ね国民が所有しており、
私的利潤を追求していこうという考え方を
資本主義といいます。
しかし、
資本主義政策を続けていくと、
だんだんと生産過剰になっていき、
市場への供給量も過剰になります。
そうして販売価格が
だんだんと減少していきます。
いわゆるデフレーションが
発生します。

修正資本主義
デフレーションを防ぐために、
普通の国の政府は
金融・財政政策を行ったり、
市場に直接介入します。
これを、修正資本主義といいます。
「資本主義」を支える経済学説
古典学派
自由放任主義(レッセ=フェール)が一番である
と主張しました。
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市場の自然状態が
一番だというわけで、
市場に任せてしまえばいいんだよ
という説です。
アダム・スミス
道徳哲学者であるアダム・スミス(イギリス/1723~1790)は
「国富論」を書いたことで知られます。
重商主義の時代に、
特権階級の保護政策を批判しました。
経済とは「(神の)見えざる手」に導かれて、
予定調和に至ると主張しました。
また、
道徳感情論という本で、
自己利益の追求を批判しています。
リカード
リカード(イギリス/1772~1823)は
貿易に関しても、
自由放任主義が望ましいと主張しました。
比較生産費説による
自由貿易を主張しました。
ケインズ
「雇用・利子および貨幣の一般理論」を書いた学者が
ケインズ(イギリス/1883~1946)です。
政府は金融・財政政策などによって市場介入し、
有効需要(購買力のある需要)を創出することで、
景気調整や完全雇用政策を行うべき、
と主張しました。
また、ケインズは
「平和の経済的帰結」という本を出し、
経済学とは道徳哲学であるとも主張しました。
モラルサイエンス論をだしました。
現代に生きるケインズ―モラル・サイエンスとしての経済理論 (岩波新書)
「資本主義」政策で重要な点
資本主義とは、
自由な経済活動を保証し、
競争原理による社会の発展を促すもの
ではありますが、
政府が社会全体の安定を
図ろうとするならば、
政府が介入することがあります。
参考文献
マンガですので、こちらのほうがわかりやすいです。
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コメント
会社のミクロな経営収益追求の観点により、皆が実際にはどこかの会社から採用を得られる保証が無いため、資本主義は雇われる者の立場が過剰に弱くなり易く、皆を適切に雇う必要が無くなり、一人当たりが収入を得るために社会から求められ必要な労働価値が過激に高くなるため、個人が経済を回すコストが高まり、お金が社会に廻らず、銀行や国の経営が厳しくなり易く、それへ新規国債発行による金融緩和や公共事業によってしか、お金を流す手立てがされないため通貨の信用としての国債利払い経済自体が維持しにくい事になり易い。
採用を獲得するため必然的に起きる教育費用の増大による世帯格差の親子連鎖と少子化による実体経済の縮小も起きる。
(※また、いわゆる「ニート」は少なくとも統計的に半数は就職活動の採用を得られないまま年齢で就職活動が難しく成った者であり、後は長期の虐め等で仕事に着ける最低履歴を得る前に学校教育から脱落した結果雇って貰える場所を認識できず年月が経ち身分が固定化したり、仕事に着けても立場の不安定な仕事にしか着けない者が非常に多い)
面接で雇って貰える場所が認識出来ないまま、採用を得られる事無く時を重ね、就業空白への世間の認識の前で雇われない立場が年齢を重ね深化し成立している物が長期のいわゆるニートと呼ばれる若年非就業者のかなりを占める実態が支援の現場にあり、明示的に、雇って貰える場所すら何らかの形でわかった場合は、本人の意思で解決出来る場合が多いが、縁等の無い一般的な大多数は社会的印象により雇われる事がないまま年齢により固定化している。
「(本当のどんなにステータスの無い者でも対応できる位の)無条件&本当の0から、
社会の需要の有る仕事の、必要な能力の習得を、なんらかの仕事が”自動的”に得られるまで出来る様な」システムがあらゆる社会的問題への実効的な社会保証には必要。