耕作放棄地分析シリーズ②-傾斜度との関係性- 急傾斜では不利??

標高差農業情報論

今回もRESASで出展できなかったものを
ジャンジャン公開したいと思います。

耕作放棄地分析シリーズ①-森林率との関係性- 中山間地域は不利??
今回から耕作放棄地分析シリーズと題して、 少しずつ耕作放棄地×○○と、 分析結果をご報告しようと思います。 興味がある方は 見守ってくださるとうれしいです。 第1回の今回は、 「耕作放棄地×森林率」で、 画面の前のあな...

前回お伝えしたように、
森林率と耕作放棄地はほとんど関係がみられませんでした。

今回、第2回は傾斜度との関係性についてお伝えします。

 

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今回の傾斜度

傾斜のデータがあまり見つからなかったので、
今回は、市町村の役所や役場の位置と
市町村内の最高標高を比較し、
その差を算出しました。

そのデータと
耕作放棄地率を比較したものです。

また、今回選んだ市町村は、
筆者在住の地、四国の全市町村を対象に行いました。

ただし、島嶼部の小豆島町や土庄町、
直島町、上島町は例外的にのけてあります。

おそらく、島嶼部は他とちがう要因が
耕作放棄地の原因となっているようです。

 

結果

標高差

 

相関係数(r0.433287059
t20.18776007
P(T<=t) 両側3.54271E-35

 

となりました。

相関度
43%のまずまずの相関関係があると
99%水準でいえます。

 

さいごに

つまり、森林度よりは、傾斜度のほうが、
耕作放棄地形成要因になっているといえます。

果樹園の地は耕作放棄地になりやすいということです。

 

上記リンクを見ていただければ、
お分かりになると思いますが、
少々データが古い2005年調査では、
坂で有名な長崎県が
耕作放棄地率1位となっており、
山梨県や愛媛県など、
果樹で有名な県は軒並みたかくなっています。

 

お読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

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