明治維新政府の発足と五箇条の誓文

明治時代

 

明治維新政府は、まず、全体の方針を打ち出します。

スポンサーリンク

五箇条の誓文

最近は御誓文とは言わないようです。
これは、明治天皇が国民に発したのではなく、
紫宸殿(ししんでん)天地神明に誓約する形で出したものです。

骨子は開国和親と公議輿論の尊重です。

内容

  1. 広ク会議ヲ興シ 万機公論ニ決スベシ
  2. 上下心ヲ一ニシテ 盛ニ経綸ヲ行ウベシ
  3. 官武一途庶民ニ至ル迄 各其志ヲ遂ゲ 人心ヲシテウマサラシメンコトヲ要ス
  4. 旧来ノ陋習ヲ破リ 天地ノ公道ニ基クベシ
  5. 智識ヲ世界ニ求メ 大ニ皇貴ヲ振起スベシ

現代語訳

  1. 門戸を広げて会議を行い、すべては世論によって決めるべき
  2. 政治家と庶民が心を1つにし、盛んに議論を行うべし
  3. 公家も武家も庶民に至るまで、それぞれが志を成し遂げ、
    人々の心を飽きさせないことが必要
  4. 悪い伝統を破壊し、国際法に基づくべき
  5. 知識を世界に求め、天皇主権を盛んにすべき

開国和親

開国和親とは、従来の鎖国のような姿をやめて開国して、
他国とも仲良くやろうというのが1つの方針です、

公議輿論の尊重

自由民権運動の論拠ともなりました。

起草者

由利公正(ゆりきみまさ)と福岡孝弟(ふくおかたかちか)

修正者

木戸孝允(きどたかよし)

「列侯会議ヲ興シ」を「広ク会議ヲ興シ」と修正しました。

 五榜の掲示

五榜の掲示(ごぼうのけいじ)は民衆のあるべき姿をまとめたものです。

これは中世以来の高札(こうさつ)形式(立て札のようなもの)で出されたものです。

  1. 殺人・放火・盗みの禁止
  2. 一揆の禁止
  3. 外国人に対する乱暴の禁止
  4. キリスト教の禁止
  5. 強訴・徒党の禁止

などが書かれており、江戸幕府とあまり変わりないものでした。
人々には江戸時代と同じような生き方を要求したのでした。

政体書

「天下ノ権力ヲ総テ太政官二」

中央集権国家を目指すと共に、アメリカ合衆国憲法を模倣して、その権力を立法・司法・行政の三権に分け、形式的に三権分立の体裁を取り繕いました。

また、地方官制は府・藩・県の三治制となりました。

 

 

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。